2017年度(平成29年)

2017.9.1 〜2018.8.31

第28回定時総会11月27日(月)

場所:ANA クラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー
13:30~14:30 定時総会
14:30~16:30 ラウンドテーブル
        「今、沖縄を加速させる新しいリーダーたちを」

場所:ラグナガーデンホテル
18:30~19:45 懇親パーティー
沖縄大交易会2017 歓迎レセプション・フードショー

東京五輪、W杯に向けて

第28回定時総会の様子

第28回定時総会の様子

本年は沖縄側幹事会、合同幹事会など8回の会議で、東京オリンピック空手競技の沖縄開催誘致活動、琉球交響楽団に対する支援、沖縄大交易会、沖縄市のバスケットボールワールドカップ2023誘致への協力などについて協議した。

ラウンドテーブル

「今、沖縄を加速させる新しいリーダーたちを」

糸数剛一氏

ラウンドテーブルで
基調講演を行う糸数剛一氏

ラウンドテーブルでは、リウボウホールディングス会長の糸数剛一氏が基調講演を行い、「台湾などの百貨店事情を視察すると、日本製品のクオリティは高いがそれだけでは売れない現実があった。
そこで沖縄の魅力を発信しながらオリジナル商品を販売したところ、リウボウ=沖縄の百貨店と認知され、那覇のリウボウ百貨店にアジアからのお客が来るようになった」という事例を紹介。

店内のアンテナショップ樂園百貨店でも沖縄のすぐれたプロダクツを発信し、国内他地域の商品もリウボウがアジアで販売し、沖縄がアジアと日本の懸け橋になるビジネスを展開していると述べた。

 
パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションに登壇したJR九州相談役の石原進氏は「沖縄は魅力的で重要な産業は観光だが、グレードを上げていくことが重要な課題」と述べた。
オリックスの宮内氏は「世界中で観光産業・余暇産業が巨大な商業になってくるなか、沖縄は地理的優位性だけでは勝てない。みんなで知恵を出してグランドデザインを持つべきだ」と提言。

会場からは沖縄県経営者協会の安里昌利会長が「沖縄はシンガポールや香港など、小さい面積だが大きな国際都市として発展してきたところから学ぶべき課題があるのでは」と述べ、沖縄県商工労働部IT戦略センター準備室長の谷合誠氏からは沖縄ITイノベーション戦略センターについて説明があり、「ITイノベーションを道具として活用できるリーダーが必要だ」と述べ、新時代のリーダーや人材育成に関して充実した議論が行われた。

軌跡沖縄大交易会2017でシンポジウム「アジアへの交易 今昔」開催

懇親会は大交易会の歓迎レセプションとフードショーを兼ねて開催

懇親会は大交易会の歓迎レセプションと
フードショーを兼ねて開催

沖縄大交易会2017は11月27日・28日に開催。新しい取り組みとしては27日に大交易会のオフィシャルシンポジウムを開催した。
第一部の基調講演として賀数仁然氏(歴史家)による「碧い国琉球の繁栄のヒミツ」、第二部では「海外貿易の先駆者たちから学ぶアジアへの交易」と題したパネルディスカッションが行われ、ファシリテーターに琉球放送キャスターの比嘉俊次氏、パネリストにシラカシフーズコンサルティング代表取締役の白樫一彦氏、白岩恒美農園/ブレンドファーム専務取締役の白岩千尋氏、JTB西日本営業部部長(J’sAgri事業担当)の西川太郎氏,瑞泉酒造代表取締役社長の佐久本学氏を迎えて、活発な議論が行われた。

また、共催事業として、JETRO食品輸出商談会in沖縄(主催:JETRO沖縄貿易情報センター)、パッケージデザイン展(主催:内閣府沖縄総合事務局)、地域商社協議会(主催:ふるさと名品オブ・ザ・イヤー実行委員会、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局、農林水産省、経済産業省、内閣府沖縄総合事務局経済産業部)も開催。

沖縄大交易会にはサプライヤー251社、バイヤー270社、PRブース22社が参加し、3,297件の商談が行われた。

大交易会で初となる一般向けシンポジウムも開催された。写真提供:沖縄タイムス社(2017/平成29年11月28日経済面)

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