沖縄懇話会30周年記念誌
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97パネルディスカッションでは、ドーファン氏、竹内新也氏(沖縄科学技術大学院大学学園理事長補佐)、川上好久氏 (沖縄県企画部長)、稲塚徹氏(ダイキン工業常務専任役員)、宮田満氏(日経BP社医療局主任編集委員)が登壇。コーディネーターは草柳悟堂氏(琉球朝日放送報道制作部記者)が務め、産官学それぞれを代表する立場から討論が行われた。川上氏は沖縄振興計画におけるOISTの位置付けに触れ、地域経済の牽引する産業の中核にしたいと行政の視点から述べた。稲塚氏は海外での産学連携の経験を紹介。「OISTでも研究者をサポートし事業化する仕組みやスタッフが必要ではないか」と提言した。宮田氏は「工場が高性能になり雇用喪失にはつながらない」と指摘したうえで、「OISTという知の拠点から産業化につなげる、知識資本主義でがんばる覚悟をすべき」と発言。竹内氏は「沖縄は大学コンソーシアムに乗り遅れている」と苦言を呈しつつも、現在県と連絡会を持っていることを報告。産学連携の仕組みづくりをOISTが先導していきたいと意気込んだ。2011(平成23)年11月22日沖縄タイムス(9面)ラウンドテーブル「沖縄科学技術大学院大学との産業連携を模索する〜知的産業クラスターアイランドOKINAWAをめざして〜」基調講演は「沖縄の知的産業クラスター形成における沖縄科学技術大学院大学の役割」をテーマに、ジョナサン・ドーファン氏(沖縄科学技術大学院大学初代学長)が行った。 講演の冒頭で「沖縄科学技術大学院大学(以下OIST)の使命は、沖縄の自立発展・経済振興と、世界の科学技術の発展に貢献すること」と述べた。また、知的産業クラスター形成のために産業界、行政と連携するなど今後の展望について話した。

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