沖縄懇話会30周年記念誌
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平成1612月20日(月)822004(平成16)年4月にIDB総会の募金部会が発足した。沖縄懇話会をはじめ、県商工会議所連合会や県ラウンドテーブルでは島田晴雄氏(慶應義塾大学教授・沖縄米軍基地所在市町村に関する懇談会座長)が基調講演を行った。続いてのパネルディスカッションでは、パネリストとして宮内義彦氏(オリックス会長)、相原正俊氏(バイオ21社長)、白仁昇氏(フロンティアPR社長)、金城幸隆氏(オキネシア社長)、平田大一氏(勝連町きむたかホール館長)が登壇。島田氏は「沖縄には自然環境や食材、踊りといった魅力が山ほどあるのに、それをソフトパワーに変える力が弱い」と指摘。各パネリストから共感を呼んだ。沖縄に根差した事業展開を行うパネリストから、それぞれの取り組みや意見が出された。「沖縄の原材料を使った食品やアロマ製品などを開発・製造している。文化的価値を商品に盛り込んだものづくりこそがソフトパワーにつながる」(金城氏)、「離島の過疎化は問題。ソフトパワーは離島パワー。離島の活性化なしに沖縄の発展は望めない」(白仁氏)、「人材育成こそ大切」(相原氏)、「中高生が出演する現代版組踊に取り組んでいる。文化立県となることが産業にとっても重要である」(平田氏)、「文化を発展させる若い人たちのうねりが必要だ」(宮内氏)フロアの呉屋守將氏(金秀本社会長)は「スローライフなどの沖縄の守るべき価値を再点検する必要がある」と発言。ソフトパワーによる地域再生について各方面からの意見が絶えず、議論はおおいに盛り上がった。ラウンドテーブルのアトラクションとしてパフォーマンスを披露した現代版組踊「肝高の阿麻和利」出演者の皆さん。経営者協会など13団体で構成されており、県内外の民間企業から寄付を募った。12月の定時総会では、全役員の留任が承認された。また、「第46回IDB年次総会」への事業協賛金1500万円を牧野浩隆副知事に託す贈呈セレモニーを行った。2004.9.1〜2005.8.31ラウンドテーブル「活かせ!沖縄の魅力・ソフトパワー」■本年度の幹事会、定時総会本年度は10月29日に東京都内で合同幹事会を開催。これまでに声明を決議した「沖縄科学技術大学院大学構想」や「第46回米州開発銀行(IDB)年次総会」の進■状況を確認した。第15回定時総会場所:沖縄ハーバービューホテル14:00〜14:40 定時総会14:50〜17:10 ラウンドテーブル          「活かせ!沖縄の魅力・ソフトパワー」17:20〜18:30 懇親パーティー  年度2004

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