沖縄懇話会30周年記念誌
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軌跡沖縄大交易会プレ交易会開催1012013(平成25)年11月14日・15日の2日間、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで沖縄大交易会プレ交易会が開催された。主催は沖縄懇話会と県で、国内外102社のバイヤーが参加し、国内131社が出展した。ロワジールホテル&スパタワー那覇で開催された前夜祭には、関係者ら約500人が参加。フードショーを兼ね、出展企業提供の食材でシェフが作った料理に舌鼓を打った。初日には「沖縄発アジア―物流拠点としての沖縄の展望」と題したシンポジウムを開催。那覇空港ハブを活用しアジアへの翌日配送を展開するヤマト運輸の梅津克彦氏(グローバル事業推進部長)は「日本の農産品や技術をアジアに紹介していきたい」と意気込みを語った。商談会では、もずくを使ったドレッシングや醤油、シークヮーサー、黒糖の加工品など沖縄県産品への注目度が高かった。試飲や試食と合わせ、食品を活用したメニューも提案し、海外のバイヤーにも積極的に沖縄県産品の魅力を説明。出展者からは「バイヤーからの商品に対する評価も良く、手応えがあった」「商談が成立した」と海外販路拡大への希望の声があがった一方、バイヤーからは「価格帯の低いスーパーか高級志向の百貨店か、売り先の絞り込みができていないメーカーが多い」「他の商品との差別化を図るべき」「展示スペースを広くしてほしい」などの指摘も。次年度以降の大交易会でクリアしていくべき課題も見え、試験的な開催としては概ね成功だったと言えるだろう。2013(平成25)年11月15日 沖縄タイムス(経済面)海外販路開拓に手ごたえを感じた企業も多かった。写真提供:沖縄タイムス社(2013/平成25年11月16日経済面)

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